品種

やよいひめの特徴

やよいひめは甘みと酸味のバランスがよく、平均果重20gと大きい粒と上品な薄紅色が特徴です。果皮の色は少しオレンジがかった明るめの赤色です。果肉はしっかりとしていて、中まで薄い赤色をしています。果肉がしまっていて、輸送性、日持ち性に優れ、サイズは大きめで円錐形のきれいな姿をしています。

やよいひめの生まれ故郷

やよいひめは群馬県園芸試験場(現群馬県農業技術センター)で、「とねほっぺ」と「とちおとめ」の交配種に、更に「とねほっぺ」を交配し育成されて生まれた品種で、2005年(平成17年) 1月に品種登録されました。

果実は大きく、休眠が短い促成栽培に向く品種とされています

美味しいやよいひめの見分け方(選び方)

やよいひめは果皮が真っ赤にならなくても十分な甘さがあります。へたが新鮮で全体が明るい赤色に染まった果実を選ぶとよいでしょう。ツヤがなくなっていたり、熟しすぎたものは避けたほうが無難です。

いちごの上手な保存方法

いちごの上手な保存方法

乾燥を防ぐためラップに包むかポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。
水洗いをすると果皮が弱ってしまうので、食べる直前に洗いましょう。
なお、美味しく食べるコツは、へたを取ってから水洗いすると水っぽくなるうえ、
ビタミンCが流れてしまうので、洗うときはへたつきのまま洗います。

イチゴは日持ちしないので、なるべく購入した当日に食べることをおすすめします。
収穫日や品種にもよりますが、遅くとも2~3日中に食べきりましょう。

イチゴはへたとは反対側の先端(果頂部)のほうが糖度が高いので、
大きいイチゴはへたを持って食べるよりも、先にへたを取って、へた側から食べると
最後まで甘味を感じられます。

食べきれない場合は、冷凍しておくとよいでしょう。水洗い後、水気をしっかりと
取り、へたを取ってから冷凍庫へ。半解凍にしてイチゴミルクにしたり、スムージーやソースなどにするとおいしく食べられます。

自然が作り出す!

苺の甘さを支える3種類の糖

いちごには果糖、ブドウ糖、ショ糖が含まれています!
苺の品種によっても、含まれている量が違いますがこれらが多く含まれているから甘くておいしいんです!

  1. 果糖は糖類の中でも最も甘味が強い!水にも溶けやすい糖なのです。
  2. ブドウ糖は果糖の70%の甘さで、果糖に比べて甘さは弱いですが、さわやかな味と言われています!
    自然界で最も多く存在している糖分なのです!
  3. ショ砂糖は果糖とブドウ糖が合わさってできたものです。

その他、ビタミンCや食物繊維などさまざまな成分をふんだんに含んでいて、体に必要な栄養素が沢山つまっているのです!

いちごについて

花名・花言葉の由来

花名の由来

イチゴの語源ははっきりわかりませんが、日本書紀には「伊致寐姑(いちびこ)」、新撰字鏡には「一比古(いちびこ)」とあり、これが転じてイチゴになったと考えられます。

英語のストロベリー(strawberry)は「ワラ(straw)のベリー(berry)」という意味ですが、その由来も諸説あり、「麦わらをしいて育てた」「麦わらに包まれて売られていた」などといわれます。

花言葉の由来

花言葉の「先見の明」は、西洋の古い時代にイチゴの根と葉をつけた水が眼をひやし、視力を回復させると信じられていたことに由来するといわれます。「幸福な家庭」の花言葉は、親株から多数の小ヅルが出ている様子からつけられたといわれます。

また、「尊重と愛情」「完全なる善」(西洋の花言葉)は、イチゴがキリスト教において聖ヨハネと聖母マリアにささげられ、両者のエンブレムになっていることにちなむといわれます。

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